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修理 ・ メンテナンス Part-2
2010.08.16
新着情報

おはようございます。

KURITA家具の栗田です。

前回に続き、修理した商品のご案内です。

こちらは、つい最近、修理したばかりの商品です。

椅子の張り替えです。

(張り替え前の写真)

単純に、椅子の張り替えだと思われますが、

椅子の張り替えが、一番、手間が掛かります。

椅子の張り替えの時、

当社は、まず椅子本体の強度を確かめます。

大体、張り替える頃には、椅子は必ず、

本体にぐらつきや、破損が出ています。

今回のこの椅子も、生地の破れもさることながら、

本体のぐらつき、割れが非常にひどい状態でした。

これらの場合、まず、

本体の生地を椅子屋に持って行きはがし、

フレームを修理する為に、

修理工場に持って行き、補強と組み直しをします。

(修理工場から組み直した状態の写真)

それから、組み直して、補強した後は、塗装が取れているので、

塗装工場に持って行き、全体塗装をします。

(塗装工場から帰ってきた写真)

ピカピカな状態で、新品同然です。

そして、最後にまた、椅子屋に持って行き、

張り込みをします。

と言った感じで、非常に手間と時間が掛かります。

(張り上がった状態)


今回は、お客様が、かなりこだわりのあるお客様でしたので、

本革と鋲をイタリアより取り寄せ、張り込みました。
革は、アニリン仕上げのアンティーク加工の本革で、
鋲は、真鍮鋲を使い、11つ職人が手打ちで仕上げました。
すごく、綺麗な出来栄えにお客様も大喜びでした。

現在、他のお客様の御依頼で、

ダイニングチェアーも、
同じ革、鋲を使い、張り替え中です。

張り替える前の写真を取り忘れたので、

Beforeをお見せすることが出来ないのですが、
綺麗な布張りでした。
お客様が、当分、張り変えないで済むようにと、
本革を選ばれ、ボタン止め仕様にしてほしいとの依頼でした。
まだ、張り上がっていないのですが、椅子屋に寄った時に、
途中まで出来ていたので、写真だけ撮ってきました。

椅子が、最高級のFratelli Radice 社の商品ですので、
かなり気合を入れて、椅子屋と綿密な打ち合わせをしました。
ボタン止めの位置を決めるだけでも、色々と迷ったのですが、
張りあがりを見て、大満足です。

他にも色々な修理をしています。

あまり写真に撮っていなので、
今後は、出来るだけ撮ってご紹介する様に致します。
現在も、ソファー何本か張り替え中ですので、
出来あがり次第、ご案内します。
修理等がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。

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