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ソファー再生 Vol. 7
2014.12.20
新着情報

こんにちは

今回、ソファーの張替えのご相談を頂いた
お客様は、約14年前にご結婚、そして
ご新居を構えられ、その時にお部屋づくりの
お手伝いをさせて頂いたご夫婦。

今回、まずは、お電話で張替えの
ご相談を頂いたのですが
お話しするのも、おそらく12年ぶり位?
なので、懐かしさと、久しぶりに
お話しが出来た嬉しさのため、
本題の張替えのお話にたどりつくまでに、
すっかりと長話しになってしまいました。

<出逢い>というものの有り難さ、
大切さ、を改めて
感じ入ることができました。

人と接する仕事をしていて、この< ひととき >
やはり大きな魅力で、そして幸せな瞬間です。

さて、本題!
画像のアールヌーヴォーの綺麗なソファー。
とても大切にお使いになられていた様子が
分りますが、やはり摩擦の頻度が高い箇所の
生地に傷みが出てきています。

お客様と椅子張り職人さんとの打ち合わせを重ねて

全体を張替える運びとなりました。

数ある生地の中から、お客様のお好みやイメージに合う
生地をご提案して、お選びになられたのが、オーストリア
ウィーンにあるbackhausen(バックハウゼン)のテキスタイル。

バックハウゼンは、1849年の創業以来150年以上にわたり、
機能性がありながらハイクオリティで芸術性に富むデザインの
製品を製造し、世界中から高い評価を得ているメーカーです。

そのbackhausen(バックハウゼン)の中でも、とりわけ
アールヌーヴォーのイメージが強いテキスタイルが今回の
主役ーSonnenaufgang ( VI 51%, PE 49%)

BEFORE

AFTER

 

美しく上品な柄が特徴的なこの生地ですが、
強度を表す試験の数値は、あまり高くないため、
座面を保護するためのシートカバーも同時に
作成しました。

必要に応じて取りはずしができるようにして
普段使い、来客用と違う表情を
使い分けていただけます。

 いかにもカバーです! という雰囲気を
軽減してくれることを期待して、前部分に
ボールフリンジを取り付けて装飾性を演出。

 周囲を飾るコードは、フランスのHOULESから
取り寄せました。

少しご遠方のお客様のため、普段頻繁に
お伺いすることができないのですが、
その反動?からなのか?
お届けにお伺いした時にも、すっかりと
楽しい長話しになってしまいました。

 

そのお話からも、ご提案させていただいた
雰囲気をとても大切にしてくださっていることを
感じ取ることができ、本当に有り難く
感謝の気持ちで一杯になりました。

この < ひととき > に感謝です。 

      
    シンキ  でした。

 

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